高校時代に、将来の設計が明確に決まっている方は少ないと思います。

もし、「医者になる!」や「弁護士になる!」等の目標があった場合学部は自ずと決まってきますが、そうでない方は正直大学で「なにを勉強するか?」もあまり決まっていないと思います。

 

 

■あなたは理系?文系?


まず最初に決めなくてはならないのは、理系文系どちらにするかでしょう。

ただ、「数学ができないから文系にする」、「歴史が覚えられないから理系にする」というように成績だけを見て学部を決めると後々やりたいことができた場合に困ったことになります。実際に大学入試で問われる内容と学部で勉強する内容には直接の関係はないので、現時点での成績にはまずは目を瞑って自分が興味のあることがどちらか?ということを考えてみてください。

また、「文系の方が楽」「理系は大変そう」という意見もありますが、実際には学部や学校によって異なるのであまり一括りにして考えない方が良いと思います。

 

 

■文系の「数学不要論」に待ったあり!


「数学が苦手なので文系を選択する」とういう手段は今後注意です。早稲田大学では政治経済学部での受験科目に数学を必須科目にすることが決定しました。

センター試験から大学共通試験への変更など教育改革は粛々と進められており、求められる力も変わってきます。これからの日本の教育は、STEAM教育のような数学的な論理力を身につけさせる方向になっていくのではないでしょうか。

 

早稲田大学の“ある改革”が話題を呼んでいる。

同大学で最難関とも言われる政治経済学部の受験科目が変わったのだ。これまでは外国語と国語が必須で、日本史、世界史、そして数学から選択する「3教科入試」を行っていたが、今年の試験から数学I・Aが必須科目になった。

出典:Yahooニュース「早稲田政経の入試で数学必須が話題に… “数学不要論”に天才数学者の答えは」

 

 

■学部を選択するポイント


実際に志望する学部を考える際に大切なのは、実際に行った人がどのような生活をしているのか見ることです。学外生向けのパンフレットも参考になるのですが、所謂「よそ行き」の情報が主になるので、興味がある学部に進学した先輩がいるようだったら直接話を聞くのが一番だと思います。

もしいないようでしたら説明会で質疑応答などがあると思うのでそうしたところに赴くのも効果的でしょう。

最初は色々なところに興味を持ちさまざまな学部の情報を仕入れるようにしておきましょう。