日常的に行っている学習で、予習復習に時間をかけすぎるのは非効率です。

では、どのような学習法が効率的なのでしょうか。

今回は、日々の学習を効率的に行うためのポイント3つを解説します。

 

ポイント1. 授業前に今日やる内容の【肝】を理解する


授業の前に、今日やる内容を軽く確認しましょう。

その時に、太字で書かれている内容等重要な箇所の理解に時間を多くかけましょう

『今日の授業の中で理解しておくべき内容』が頭に入っているだけでも授業中の理解度がまるで違います。

 

ポイント2. 一つ一つの授業で完結させる


当たり前ですが、授業中は勉強に集中しましょう。

また、分からないところをそのままにしないのが大切です。

 

最初は小さな「ほつれ」でも時間が経つ毎に範囲が大きくなり、修復するのが大変になってしまうもの。

分からないことをすぐに解決するのは簡単ですが、「後から」としてしまうと解決するまでの労力や費やす時間が多くなります。

分からない箇所・不安な部分があれば先生や友達に聞くなどして、後回しにしないようにしましょう。

 

ポイント3. 復習は授業後すぐに簡単に行う


エビングハウスの忘却曲線にあるように、教えてもらったことをすぐに復習することが学習において重要です。

 

エビングハウスの忘却曲線:人は20分後には覚えた内容の42%を忘れ、1日後には74%を忘れ、1週間後には77%を忘れる、といった時間の経過と忘却の関係性

 

ここから、記憶の定着率を高めるためには、直後の復習と繰り返しの復習の2点が重要であることが分かります。

また、学習後すぐであれば覚えている内容が多いため簡単な復習で済みます。

しかし、時間が経つにつれて覚え直すのに時間や労力が必要になってしまいます。

そのため、授業後に軽くでも良いので、すぐに復習すべき。授業後の簡単な復習は、効率的に記憶を定着させるのに役立ちます。

 

日々の学習を効率的に行うには、授業前後の効率的な予習復習が大切です。

授業前後の一手間をいかにテストや受験に繋げる効果的なものにするかを考えながら、日々の学習を行いましょう。