コロナで例年と違った受験になる

 

新型コロナウイルスの影響が、日本社会全体に広がっています。

教育業界・受験業界への影響も無視できないほどに大きくなってきています。

また、学校や塾も一斉休校となり、受験スケジュールも大きな変更を余儀なくされています。

そんな中で、中学受験そのものに対して不安を持つ方も。

 

先が見えず計画を立てづらい状況下で、どのような考え方で準備を進めて行くか。

それを具体的に考えていく必要があります。

 

そこで今回は、コロナ下での中学受験で意識すべきことについて、ご説明していきます。

 

コロナの影響で例年と違うこと

コロナの影響で例年と違うと考えられる点は、以下の通りです。

 

・入試日、スケジュールの変更

・複数日程の検討

・志望順位の変動

 

入試日、スケジュールの変更

より大きなところでは、入試日程そのものが大きく変わる可能性があります。

現時点では、緊急事態宣言が解除されても感染者数が全国的に増えてきているという状況にあります。

 

大学受験では、旧AO入試の出願が2週間遅れになったり、センター試験に変わる新テストに複数日程が設けられるなどの変更がありました。

第2波、第3波の状況によっては、変更の可能性はゼロではありません。

そうした大きな変更も頭の片隅に入れつつ、前倒しで計画を遂行していく必要があります。

 

複数日程の検討

大きなスケジュール変更ではなく、より小さな・具体的なところとして、各中学校が入試日程を増やしていくことが考えられます。

1日しか日程を用意していなかった学校が複数日程を用意する。

 

そんなことも十分に考えられます。

中学受験においては併願校も含め、子どもたちの体力や問題との相性を総合的に考えて受験スケジュールを組む必要があります。

このスケジュールの組み方が、例年と大きく変わる可能性があります。

 

志望順位の変動

コロナ問題は今後数年の課題となりえます。

オンライン授業や、広い意味でのコロナ対策がしっかりとしている学校に人気が集中することも考えられます。

もちろん、学校選びの基準はさまざまですが、パンデミックともいえる大きな出来事ですので、子どもたちを3~6年預ける学校選びは、今回のような緊急事態でどのような対応をする学校かも一つの選定基準になります。

改めて、学校選びの軸を明確にするとよいでしょう。

 

まとめ

難しさがありますが、やらなければならないこと、やるべきことは例年と何ら変わりません。

1つ明確であることは、勉強リズムと生活リズムを保ち続けることです。

もちろん、学校や塾の日程が定まらず、1日単位で見た場合にコンスタントに同じような生活をする難しさはあるでしょう。

しかし、そこは工夫次第です。

 

朝の決まった時間は計算や漢字にあてる。

晩御飯の前は学校や塾で習ったことを復習する時間にする。

就寝前の時間は社会や理科の暗記事項の確認する。

 

このようにコントロールできる時間は必ずあります。

そうした積み重ねが子どもたちの自信になり、さらなる勉強意欲にもつながります。