お子さまに何かを続けさせるには「ほめる」ことが不可欠です。

 

なぜでしょうか。

その理由は「ある行動をした結果、よいことが起こると、人はその行動を繰り返す」

という人間の基本原則にあります。

例えば、暑い→上着を脱ぐ(行動)→涼しくて快適(結果)

 

というように、上着を脱いだ結果快適であれば、その人はまた暑いときに上着を脱ぐようになります。

 

これを行動科学では“涼しいという結果”が“上着を脱ぐという行動”を強化したといいます。

 

ところが、語学学習やダイエットのように、すぐには「よい結果」が起こらない行動もあります。

すると行動は「強化」されることがないので、繰り返されることがなく継続できないということになります。

 

そこで、続けるためにも「行動の直後に“ほめる”という“よい結果”をあえて与える」ことが大切になります。

お子さまが望ましい行動をとった直後にほめていますか?

「ほめるタイミング」も重要です。

数々の実験の結果、人は行動してから60秒以内にほめられるとまたその行動を繰り返すようになる

というデータもあります。

 

お子さまは一度ほめられた行動は、「またほめてもらえる」というように、必ず強化されます。

これを繰り返していけば、自ずと自発行動へと変わっていくということです。

 

こうすることで行動が“習慣”になっていきます。